悪貨は良貨を駆逐する法則:悪い物が良い物を滅ぼす

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「悪貨は良貨を駆逐する」とは悪いものがはびこると良いもの駆逐されるという意味です。

別の言葉では「グレシャムの法則」とも呼ばれています。
この法則では、悪いものがたくさん出回ると良いものがなくなってしまい社会的も良くないということです。

 

日本の歴史的にはは江戸時代に銀含有量が少なく安い(南鐐二朱判)が普及してしまい、銀含有量の高い(元文丁銀)貨幣が流通しなくなりました。

 

 

この「悪貨は良貨を駆逐する」法則は貨幣についての法則ですが、人間模様に転じて見ると社会の至る所で見られます。

例えば、政治家の場合です。
悪い政治家は金や権力を私的に利用して自らの地位を盤石にします。
正しく事実であっても自分に不都合なことは金を使ってもみ消したり、圧力を使ったりまた反社会的な方法に出ることもあるでしょう。
こういった政治家がいると周りの人間にも影響して、同じような政治家が増えてくるのです。
そうしていつしか「1匹だけしかいなかったのが100匹もいた」とドンドン増殖していきます。
そしていつしか国の政治家が同じような人間で揃ってしまうのです。

 

他にも例えば最近ではブラック企業です。
このブラック企業は社員を長い時間働かせて残業代をしっかりと払いません。
これは言い換えれば、通常の企業よりも安く人件費を抑えられるということです。
こういった企業が増えると通常の企業(残業代を払っている企業)が人件費が高い分だけ、ブラック企業に価格で負けてしまいます。
そうすると消費者は安い商品を選ぶため、ブラック企業が繁盛して通常の企業の商品が売れなくなってしまいます。
そうなると通常の企業は閉業や倒産してしまうのです。
こういったことが繰り返されると日本の世の中はブラック企業ばかりになってしまいます。

 

 

こういった「悪貨は良貨を駆逐する法則」を人々はどこか心に知っており、世の中では「法律や秩序」「規制」「モラルや規範」といったものが存在します。
人間の自由意志は全てが万全なものではなく、社会的に健全な営みを行なうためにもこの「悪貨は良貨を駆逐する法則」は覚えておかれることをおすすめします。

 

 

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