「要するに」「つまり」という言葉をよく使う人がいますが、この言葉をよく使う人の性格は「仕切りたがり屋さん」か「説明が上手な人」のどちらかです。
この言葉は2つ使い方がありますから、それぞれの使い方に合わせて性格が導きだせると言えます。
まず「要するに」「つまり」を相手の話を整理する時に使う人の性格は、「仕切りたがり屋さん」です。
これはどんな時に見られるのかというと、相手が話をしている時や相手の話が長い時によく見られます。
相手がした話を整理して「要するにこういう事だよね?」「つまり、こうでしょ?」と相手の話を遮ったりして、この言葉を挟むのです。
このような口癖のある人は、「人の言ったことを自分の言葉として理解しよう」という気持ちがある一方で、相手の気持ちや状態までも仕切ってしまうという「仕切りたがり屋さん」の一面があります。
この「要するに」「つまり」の言葉は、相手の言ったことを自分の文脈で解釈しようという言葉です。
一見すると、相手の話を整理してくれているように見えますが、実は自分の言葉で相手の話を理解しようとしています。
そのため、この言葉を使う人には、人の話を聞かない人や気が短い人、またリーダーシップのある人、頑固な人など様々な人が見られます。
もう1つ、「要するに」「つまり」を誰かに自分の話として使う人の性格は、「説明上手な人」です。
これはどんな時に見られるのかというと、自分の話が長くなってしまい、聞いている相手が話の要旨を理解できない時によく聞かれる言葉です。
自分の話が長くなったり、複雑になったりしたときに、「要するに」「つまり」という言葉を使って、話の重要な部分を簡潔に述べるのです。
そうすることにより、話の1番大事なところが強調されますから、話の聞き手に話し手が理解して欲しいことが伝わりやすくなります。
このような口癖のある人は、「説明上手な性格」をしており、相手に気遣いができる人です。
話が長くなると、聞いている側は何が話の主旨なのかわからなくなり、話が頭に入ってこなくなります。
この「要するに」「つまり」の言葉の後には、話し手が伝えたい言葉が簡潔に述べられます。
そのため、この言葉を使うと、話を聞いている人が1番大事な主旨を聞き逃すことが無くなるのです。
つまり、「要するに」「つまり」という言葉を使うことで、相手に話の重要な内容が伝わりやすくなり、このように分かりやすい伝え方ができるという点で、この言葉を説明の最後に使う人は「説明上手な人」「気遣いができる人」と言えるのです。
このように、「要するに」「つまり」の口癖には2つの意味があります。
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